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 アニソンまんがまつり、アニソン紹介第29回目

前回お伝えしました、アニソンまんがまつりinメルローズ出演ミュージシャンの演奏曲を今日から涼宮ハルヒの憂鬱をに習って、時系列(出演順)に関係なく、ランダムに紹介していきたいと思います。

ということで、今夜紹介する曲は、ジューゴ・ポップさんが演奏されたこちら。

涼宮ハルヒの憂鬱 2006年4月~7月
「冒険でしょでしょ?」作詞:畑亜貴 作曲:冨田暁子 編曲:藤田淳平 歌:平野綾

ジューゴ・ポップさんも言われていましたけど、涼宮ハルヒの憂鬱がキッカケでアニメが好きになった、大人になってから見てなかったけどまたアニメを見るようになったと言う人は結構いるのではないでしょうか。
かく言う僕もその一人なんですが、このアニメが何故そこまで多くのファンを獲得したのかというと、原作(ライトノベル)の良さ、制作会社の技術の高さ、神がかりとも言える声優のキャスティング、冒頭にも書いた、原作の時系列を無視したランダム放送(これには、原作を知ってる人にも、次週はどの話が来るんだろう?と楽しみにしてもらえるようにという意図があったそうですが)もちろん、音楽の良さもあります。でも一番はタイミングじゃないかと思います。

2005年の12月に公式サービスをスタートしたYOUTUBEが日本でも認知されてきたのが2006年の4月頃、またアニメの第1話には実際の原作の第1話では無く、物語の中の学園祭のエピソードで主人公たちが撮影した、自主制作映画を、実際に素人が撮った映画をアニメで再現(手ぶれや照明が暗いところとか、地域のシンボルを写したりとか、そんなところまで表現)してみせた訳で、みんなこぞって涼宮ハルヒの憂鬱凄いぞ!とブログに記事をアップし、それを見た人がまたYOUTUBEでアニメを見てホントに凄いぞ!と記事を書き、ネット上の口コミで瞬く間に広まった訳です。(このころ、まだ日本ではYOUTUBEの著作権の規制が無かったから見放題でしたしね。)
元々ライトノベルファンには人気があったそうですが、YOUTUBEが無ければ、深夜アニメファンを取り込むくらいで終わったのではないでしょうか。

作詞は00年代のアニソンファンなら知らない人はいない畑亜貴(はた・あき)さん、作曲はアニメソング、ゲームソングで活躍、この曲で一躍脚光を浴びた、冨田暁子(とみた・あきこ)さん、編曲は音楽クリエイターチームElements Garden(エレメンツ・ガーデン)に所属し、主にアニメやゲーム音楽を中心に活躍している藤田淳平氏、以上ウィキペディアよりです。

そしてボーカルは主人公、涼宮ハルヒ役の声優でもある平野綾さん。最近はバラエティ番組でも活躍されてますね。また彼女、魅せ方、聴かせどころというのを知っているというか、どう表現したらいいかな、歌っているというよりも、生きているという感じなのかな(わかりにくいな^^;)この歌も涼宮ハルヒが直ぐそこにいる様に伝わってきます。声優としての確かな実力がそれを可能にしているのかもしれません。

さて曲に行ってみましょう!



歌詞が涼宮ハルヒの心象とシンクロしていて、アニメが好きになるほど主題歌も好きになっていくというアニソンとしての理想の形のこの曲。

流れ星が流れ、まるで誕生を祝福するかのようなチャイム、物語の重要な部分を表しているこのシーン、タイトルロゴ縦組みでキター!タイトルバックでのこの音、なんだろう?ウッドブロック?マリンバかな?この音がこの楽曲のイメージを決めているといっても過言じゃない、とってもオシャレなグッドチョイス!

Aメロの始まり、ここでそんなにウィンドチャイムを鳴らしますかという気持ちは正直あるけど、この一拍空けてのウン♪なーんでだろー♪が良いね、ホントにちょっと考えて言ってる感じ、その後の、ウン♪もう止まらなーい♪も気持ちがメロディに乗ってる。
ホーンの入り方もビッグバンドな感じ、目を閉じると、船上でステージが始まりそうだ。

メロディは全体を通して前の小節をくっててグルーブ感が出てるんだけど、Aメロの「え・ら・んだ」とかBメロの「アーイ・ビーリーブ」とか、たまに表に合わせるところがまた印象に残る。

サビ前の盛り上がり、映像、本編の重要なカットが連続します。
くはぁ、話全部分かってから見直すと凄いな京都アニメーション。

「ぼーおけん」でためてためて、「でっしょ♪でっしょ♪」で聞く側の記憶に刻んで、「ほーんとがー嘘にー、かっわっるせーかいでー」で跳ねる跳ねる♪
いや、やっぱ楽しーなこの曲♪

そして最後、ハルヒがまわるまわる、この髪をかき上げてシルエットになるまでのシーン、ここに魅せられました。そしてエンディングの曲はこのシルエットから始まるんだけど、もうね、計算しつくされた演出。感服です。

この物語、ハルヒは自分が願ったことが全て現実になってしまうという能力の持ち主、それにより、彼女の周辺にいる一般人キョン(ニックネーム、正直ハルヒよりも彼が主人公なのだが、劇中本名は明かされない)をはじめとする主要メンバーが振りまわされるんだけど、当の本人はそんな能力があることは無自覚というストーリー。
もしかして、アニメ化とYOUTUBEのタイミングが合ったのも、あれだけぴったりな声優が揃ったのも、もしかしてハルヒの力?なんてことを考えちゃったりします。

ああ、やっぱアニソンって、それは禁則事項です♪

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