アーカイブ.119 個人的な嵐は誰かのバイオリズム乗っかって思い過ごせばいい

 うわー!ずいぶんと更新が滞ってました。

アニソンまんがまつりブログ、本日より再開です。

さて、アニソン紹介も30回目!今回紹介する曲は、アニソンまんがまつりで、malee(マリー)さんがピアノで弾き語ってくれたこの曲です。

ONE PIECE(ワンピース) 1999年10月20日~放送中
オープニング「ウィーアー!」 作詞:藤林聖子 作曲:田中公平 編曲:根岸貴幸 歌:きただにひろし

ああ、とうとうこの曲を紹介する時が来たのか(感涙)
以前、このブログでも書きましたが、僕はアニメは子供たちの為のものだという考えが基本としてあります。
実際、今は大人をターゲットにしたアニメも多々制作されているので、言い切る話ではありませんが、僕の世代とアニソンに魅せられた起因による思いです。
ハッキリと記憶しているのは、父のラジカセをテレビの前に置いて、ダンガードAの主題歌を空気録音していた小学生の自分、そしてあのアニメが始まるワクワク感。
大人になってから、子供の頃に聴いたアニソンを再び耳にした時に気付かされた、楽曲の完成度の高さと、そこに込められた子供たちへのメッセージ。
そういった経緯がありまして、以前勝手に、理想のアニソン3か条というものを作ったんです。
それはどういうものかというと、

■ぜぺっとの理想のアニソン3か条

1.アニメが始まるのがわくわくして、よりアニメが好きになる曲であること。

2.アニメの世界観が表現されていて、アニメを見る程に好きになる曲であること。

3.子供たちが前向きな気持ちになる曲であること。

そして、この3か条をすべて100点満点を飛び越えてクリアーした曲がこの「ウィーアー!」なんです。



今でこそ、原作をコミックスで読んで何度も泣かされているワンピースですが、アニメを見るまでは知らなくて、食事時に弟がワンピースを見るつもりでテレビのチャンネルを合わせてたんですね。
いきなりイントロで惹きこまれました。
4拍目のタムの「タンッ!」から始まるカッコいいドラムとナレーション。
ストリングスの音の広がり具合とホーンのアレンジ、これはテンション上がる~♪
そして歌に入る前のチャン♪チャン♪チャン♪チャン♪チャッチャッチャーン♪作曲田中公平氏お得意のこの転調。
昔、一回コピーして、コードもう忘れちゃいましたけど、ああ、こうやって2拍ずつ転調していってもいいんだ。音楽ってほんと自由だなって当時は感動したものです。

藤林聖子さんの書いた詞も素晴らしくて、Aメロの「羅針盤なんて 渋滞のもと 熱にうかされ 舵をとるのさ」っていいな、この表現。
バックの波の音とピアノの調べがまたピッタリで歌詞がスコンと入ってくる。

Bメロの「個人的な嵐は 誰かの バイオリズム乗っかって 思い過ごせばいい!」一番響いたのがこの部分。
自分が中学生の頃に聴いてたら、きっと何かが変わっていたんじゃないかって思うくらいです。
そしてサンジの蹴り技のシーンがカッコいい!!これ見てから、ずっとサンジの登場を楽しみに待ち続けましたから。

サビの後半「ポケットのコイン それと You wanna be my Friend?」ここのマイナー調がたまらんです。ずっとここまでメジャー調で突っ走って来てたので特にキュン!ってくるのかも知れませんが、「僕と友達にならないかい?」(英語あんまり得意じゃないんで訳、違うかもですが)と視聴者へカッコいいメッセージ。

最後は曲のタイトルでもある「We are, We are」で私たちはの後に続く言葉を、見る側に委ねているのも良いですね、この曲を聴いた人の数だけウィーアー!がある。
あと、ストリングスとホーンが前面に出ていてあまり目立たないですけど、カッティングギターが全編に渡って良い味を出してます。

ウィーアー!で初めてアニソンを歌い、今や人気アニソンシンガーとなったきただにひろし氏も、自身のフルアルバムの最後に「ウィーアー!」を入れてます。きっと思い入れのある曲なんでしょう。

ああ、俺はアニソン王になる!

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