アーカイブ.150 きこえるかしら 蹄の音♪

 こんばんは!

3月19日(土)アニソンまんがまつりinメルローズ開催カウントダウン企画 アニソン紹介、今日もいきます3回目!

以前、真剣に考えてみたことがあったんです。
何をかって言うと、「俺、何でこんなにアニソン好きなんだろう?」って・・・

もっと真剣に悩むことがあるだろうって感じなんですが、僕にもいい歳して大丈夫なのか?って悩んだ時があるんですよ。今は突き抜けちゃいましたけどね^^

その時ある答えに辿り着きました。
簡単なことなんですけどね、アニソンと他の音楽と何が違うんだろうってことなんです。

それは、アニソンは、そのアニメ・特撮作品の為に作られた音楽ってことなんです。特に1980年度くらいまでは、レコード会社もアニメの歌でレコードを売ろう、ヒットさせようなんて考え自体はあまり無く、あくまでアニソンというものは、そのアニメ作品の為の、世界観を表現し伝える為の音楽だった訳です。
だから、作曲家や歌手を選ぶのも、そのアニメの制作者(監督)だったり、作詞は物語の原作者だったりしました。
で、監督は考えます。この作品を表現してくれる音楽家は誰だろう?、誰に頼めば良いだろうと。そうなると幅広い音楽性を持ち、こちらが伝えた思いをきっと具現化してくれる思われる、実績もあり信頼できる音楽家に頼むことになる訳です。
売れる為の音楽では無く、純粋にアニメ作品を輝かせる為に、作り手の思いが詰まった音楽なんですから、そりゃ良いのは当然だ。自分がアニソンに惹かれる思いは間違っていないって思いましたね。

赤毛のアン 1979年1月7日~12月30日 全50話
主題歌「きこえるかしら」
作詞:岸田衿子 作曲・編曲:三善晃 歌:大和田りつこ

世界名作劇場シリーズのアニソンはクオリティの高い作品が多いのですが、その中でも特に好きなのがこの「きこえるかしら」です。
作編曲は現代音楽家の三善晃、アニメの監督であった高畑勲氏が是非三善先生に音楽をと頼みに行ったそうです。
ですが、その時三善晃氏は桐朋学園大学の学長であり多忙で体調を崩しがちだったため断り、代わりに毛利蔵人氏を紹介したそうなんですが、主題歌を含めた歌を4曲書いてくれたそうです。よかった。

↓↓↓こちらをクリック!!
http://www.youtube.com/watch?v=K5lZgD4F3VU

草原に映るアンと馬車のシルエット、音の厚みというか深みを感じるイントロ
「きこえるかしら♪ひづめのお♪と♪」
きこえるよー!うん、きこえますとも!!
サックスの音も気持ちいい~♪
森を抜けて「むかえにくるの~むかえにくるのね~」のところのズチャチャチャ♪ズチャチャチャ♪がまた良いんだこれが、この音なんでしょ?シロフォンかな?とにかくいろんな楽器の音が鳴ってるんですよね。オーケストラで聴きたいな~題名の無い音楽会で是非やってほしい。
そしてなによりもアニメと音楽のシンクロ率がもう、もう。「かぜのふるさとへ~♪」の枯葉が舞う中を、ちょっと馬の駆けるスピードが遅くなってうしろからのアングルというのも音楽とぴったり。雪のなかでアンがちょっとうしろを振りむくところも良いですね。
高畑監督が三善先生の気持ちに応えたって感じです。

嗚呼、やっぱアニソンって最高だよ。

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