アーカイブ.73 炎の匂いしみついて むせる
今回紹介するアニソンはこちら!
装甲騎兵ボトムズ 1983年4月~1984年3月 全52話
オープニングテーマ 『炎のさだめ』
歌:TETSU(織田哲郎) 作詞:高橋良輔 作・編曲:乾裕樹
新春アニソンまんがまつりでは、らり&マリポーサ大橋のお二人が披露してくれました。
彼らのライブ模様はこちら!
今なお、多くのアニメファン、そしてプラモデルファンから絶大な人気を誇る、装甲騎兵ボトムズ
何がカッコいいかって、主役ロボットのぞんざいな扱いでしょうか。
ボトムズ以前のロボットアニメは主役ロボットの名前が必ずタイトルになっていて、そのロボットがパワーアップがあったり後継機が作られたりはあるにしろ、愛機として大切に乗られていました。けれど、このボトムズ、先ず主人公が主役ロボットを毎回乗り捨てます。
というのも、タイトルであるボトムズはこの物語に出てくる、戦闘ロボット(AT:アーマード・トルーパー)達の総称、要は戦闘機や戦車といった名称と同じ。
しかも主人公であるキリコ・キュービィーが好んで乗るボトムズが量産型、下手すりゃ敵のボトムズの方が主役ロボットぽかったりする時があります。
事実、僕の周りで一番人気があったのはベルゼルガという脇役が乗っていたボトムズでした。
これこれ!やっぱカッコイイね!
ちなみに下のがキリコがよく乗っていた量産型のスコープドック
いやあ、歳を重ねたからかもしれないけど、今見ると、こっちの方が渋くてカッコイイね!
※写真はAmazonより引用
このロボットを現実の戦闘機や戦車の様に単なる一兵器として扱う見せ方が今なお続く人気の理由なのでしょう。
ちなみに作詞は、このアニメの原作者であり監督の高橋良輔氏、原作者が書いた歌詞だけあって、物語のシンクロ度は半端ないです。
そして主題歌「炎のさだめ」を歌うのはTETSU。
このTETSUの正体は今はもう結構有名な話になっていますが、1990年代にヒット曲を量産した織田哲郎です。
メジャーデビューする以前は、アルバイトでレコーディングに参加して歌うことがよくあったそうなのですが、ちょうどボトムズの主題歌を歌って欲しいと依頼が来たとき、別のレコード会社でデビューが決まっていたらしく、バレるとマズイので、名前を変えてくださいとお願いして歌うことを引き受けたそうです。
ただ、どんな名前にするかはレコード会社に任せていたらしく、TETSUと知った時は、もっと全然違う名前にしてよって思ったそうです。
その織田哲郎、2009年に制作されたボトムズの劇場版で再び監督の高橋良輔氏から依頼を受けて、炎のさだめを歌っています。
それがこちら!
聴き比べるのもまた楽しいですね。
ああ、やっぱアニソンってば最高だよ♪
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