アーカイブ.116 運命線ぎゅっと重ねたら

 アニソンまんがまつりブログ、アニソン紹介企画33回目

さて、とうとう、この作品の話をする時が来ましたか。
そう、前回アニソンまんがまつりで、JINさんがエンディング曲「ブックマーク ア・ヘッド」歌ってくれた、ストパン(ストライクウィッチーズ)の魅力についての話をする時がね。

ストライクウィッチーズ 2008年7月~9月 全12話
エンディング「ブックマーク ア・ヘッド」
作詞:只野菜摘 作・編曲:橋本由香利 歌:宮藤芳佳(福圓美里)、坂本美緒(千葉紗子)、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ(田中理恵)、ペリーヌ・クロステルマン(沢城みゆき)、リネット・ビショップ(名塚佳織)、エーリカ・ハルトマン(野川さくら)、ゲルトルート・バルクホルン(園崎未恵)、フランチェスカ・ルッキーニ(斎藤千和)、シャーロット・E・イェーガー(小清水亜美)、サーニャ・V・リトヴャク(門脇舞以)、エイラ・イルマタル・ユーティライネン(大橋歩夕)

まずは何はともあれ、エンディングの動画を見てほしい。
あっ!家族のいない場所で一人で見ることをオススメします。
特にお父さんは子供に見られたりしたら、家庭内での威厳が一気に失墜しかねないので注意が必要です。



さあ、どこから話そうか、今日の俺は逃げも隠れもしないぜ!
通称ストパン(パンツアニメ)と言われるように、「お前ら、ちゃんと履け!」と注意したくなるほど惜しみなくパンツを丸出しにしているキャラクターたち。もはや羞恥心の欠片も無い有様に、こんなアニメは面白い筈が無いと最初はスルーしていたんですよ。
でもね、第1期のDVDが結構売れてニュースになっていたのと、昨年、アニソンライブのANIME JAPAN FES名古屋に行った時に石田曜子さんが歌った主題歌がとっても良かったのもあって、第2期が始まった時録画して見てみたんです。
魅入ってしまいましたね。パンツじゃないですよ、その内容にです。
キャラクターひとりひとりがね、これがまた熱いんですよ。命をかけて国を、友達を、誇りを守るというね。
そして戦闘シーンもかっこいいんだ。そう、キャラクターが萌えな少女でそれにまつわるユーモアを押し出してはいるけれど、物語の根幹の部分はとってもハード。
公式ホームページから文章を抜粋してストーリーを紹介すると、

1939年。突如として襲来した異形の敵『ネウロイ』の前に、人類は多くの版図を失った。瘴気をまき散らし金属を吸いつくすネウロイに通常の軍隊は歯が立たず、唯一対抗できる存在は、新兵器ストライカーユニットで空を駆け、魔法力を身にまとうウィッチのみ。だが彼女たちの奮闘もむなしく、人類の命運は風前の灯火に思えた。
1944年の夏、各国から集められたエースたち。その部隊こそネウロイに対抗するために結成された人類の砦、第501統合戦闘航空団――通称ストライクウィッチーズだったのだ。

1939年という時代設定もさることながら、主要人物は、大戦時に実在した各国エースパイロットをモデルにしていたり、出てくる兵器やそのバックグラウンドなども参考にして作られているこだわりっぷり。
しかも何故パンツ丸出しなのかという疑問については、軍人であるため、普段から軍服を着ているが、ストライカーを装備する必要上から上衣のみを着用する。腰の部分にはほとんどパンティーと言ってもいいようなズボンを穿き・・・ズボン?!
そう、この世界ではあのパンツに見えていたものはズボンだったんです。

ストライクウィッチーズの企画会議の中で
「ミリタリーに単に萌を足しただけではちょっと弱いですよね」
「やっぱり、お色気要素は必要だな」
「主人公たちのコスチュームを、露出の多いものにしましょうか?」
「いや、時代設定上、あまり斬新なコスチュームというのもおかしいしな」
「だったら、いっそのこと、下を履かずにパンツだけとかどうですか?」
「それはちょっとやりすぎじゃないか、主人公たちもそんな姿で戦いたくないだろう」
「じゃあ、パンツじゃなくてそれがズボンということにしたらどうでしょう」
なーんて話を想像してしまいました。

実際このストライクウィッチーズが始まった時のキャッチコピーは「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」だったそうで、「そうか、ズボンだったら大丈夫だよな」と、見る側の羞恥心をも薄れさせてしまう強力な魔法の呪文です。
ただストライクウィッチーズをよく知らない人にとっては、ただのパンツ丸出しアニメでしかないので、気をつけましょう。

そういえば、昔NHKの人形劇「プリンプリン物語」で猿が嫌いな石油王「ランカー」がいつもプリンプリンの側にいるお猿のモンキーの対処法を世界中の学者に考えさせて出た答えのひとつに「猿を言う名前を犬にしてしまえばこの世から猿はいなくなります。」みたいのがあったなあ。
それ並のぶっとび発想です。

曲のこと全然話してないですが、作詞の只野菜摘は、最近だとYes! プリキュア5の主題歌を初めとする多くのアニソン、また声優の方への楽曲に多く参加されていますね。あと、シャイニオーン♪の元LOOKの鈴木トオルさんの楽曲のほとんどの作詞をされています。
LOOKといえば、追憶の少年という大好きな曲があって高校生の頃ヘビロテだったなぁ。
作・編曲の橋本由香利さんは、今をときめくアニソンライターですね。maybelleというユニットでもキーボーディストとして活動されています。
そして歌は、ストライクウィッチーズのメンバー(11人)の面々。毎週毎週、物語の中で主に活躍したキャラクターの声優さんが歌い、最終話は全員で大合唱でした。

ちなみに僕の好きなキャラクターはバルクホルン大尉です。

ああ、やっぱアニソンって「水平線~♪」「運命線でしょ」だね♪

※アニソンまんがまつり、JINさんが披露した「エイラとサーニャの噛み合わない漫才トーク」より
あれはとっても面白かった。

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