アーカイブ.91 何百万回泣いて生まれ変わるよ 

 昨日に引き続いて、秋アニメからもう1曲紹介したい。


UN-GO』(アンゴ) 2011年10月~12月(予定)
オープニング「How to go」
作詞: 内村友美・江口亮 作曲:School Food Punishment(スクール フード パニッシュメント)・江口亮 編曲:江口亮
演奏:School Food Punishment



この曲についてはアニソンどうこうというより、僕はこういうサウンドが大好きなので。

School Food Punishmentというバンドを知ったのは、東のエデンというアニメのエンディングで聴いてからなんですが、その楽器の音が全て活かされた、これぞ”BAND"というサウンドにやられました。

ボーカルを聴かせる為の伴奏ではなく、ボーカルも含めた楽器全てのサウンドで世界観を作り上げていく、まあバンドと言うのは本来そういうものなんですけど、やはりボーカルをメインと捉えた音楽がほとんどですよね、売れてるバンドは。
そう、ほんとにバンド演奏を追求したバンドって売れないんです。

でもそれは仕方の無いこと、全ての日本人が楽器を演奏し、誰もがどこかのバンドに所属していたら、違ったでしょうけど、日本人の日々の生活の中で溢れ、心が癒されている音楽は圧倒的に歌なんですから。
日本人のこころの歌なんて言葉はよく聞きますけど、日本人のこころの伴奏なんて言いませんもんね。

古くはPINKSHOGUNピンククラウドであり、最近ではthe band apartBORIS、そしてSchool Food Punishment、確かな演奏技術を持った超クールなバンドに出会うと、カッコイイー!でも売れないんだろうな、頑張って欲しいなってまたamazonの購入ボタンを押してしまうのです、嗚呼、通帳残高が・・・

ではバンドをやってない人はSchool Food Punishmentのようなバンドを好きにならないのかといったら、そうではなく、好きになるパターンとしては、2つあると思われます。

一つは楽器の音を認識して気になってくるパターン、これはクラシック音楽などによくあるパターンですが、実際生のクラシック演奏を聴いたりすると、ヴァイオリン、ホルンといったそれぞれの楽器の音色が鳴ってる方向から聴こえてくるので、ああ、あの楽器の音色、気持ちいいなあ、あのヴァイオリンの人の演奏、素敵だなとかいった感じで好きになって行くんです。そういう意味でドラマになった『のだめカンタービレ』なんかは、メインの登場人物にいろんなパートの人がいて、クラシック音楽ファンを増やす良い作品でしたね。あれでオーボエという楽器がどんな音がするものなのかを知った人も多いのでは。

そしてもう一つは、そう、アニソンになることです!
そもそもアニメ作品というものは、空想の物語がほとんどな訳で、日常的な作品もありますけど、別の時代や、別世界など、それぞれに違った世界観を持っています。
演奏力で世界観を作り出せるバンドには打って付け、いや、そういうバンドこそ、アニソンに最も適しているのではないでしょうか。

School Food Punishmentは東のエデン以降、数々のアニソンを手がけています。
いいぞ、School Food Punishment!これからもアニソン界を守り抜け!

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